ワンちゃんのブリーダーさんにお話をうかがって、いつ頃にワンちゃんを譲っていただけるかと聞いたところ、
「まったくの未定です。妊娠次第という感じです・・・。」
マジかっ!!とはいっても、命を飼うわけですから欲しい時に買えば良いというわけではないのは当然です。状況を聞いていみると4月の上旬に豆柴の交配をさせたとのことで、運が良ければ4ヶ月後に譲っていただけるとのこと。
なぜ4ヶ月かというと、受胎から2ヶ月ほどで出産にいたり、出産後は「動物の愛護及び管理に関する法律(以下:動物愛護法)」の第22条の5により、誕生から56日は販売をしてはいけないとのこと。それは当然ですよね。お母さんや兄弟と産まれてすぐに引き離されるなんてかわいそうです。
一旦は急いでワンちゃんに来て貰う必要はないので産まれるまで待たせてもらうことに。ブリーダーさんも妊娠等の状況が分かり次第で連絡をくれるとのことでした。その中で、ワンちゃんのことを知るために必要な本を紹介してもらいました。ペットを飼ったことのない私としては勉強の必要があったため良い情報を得られました。
ブリーダーさんのオススメ書籍はこちらの2冊でした。
「ベネッセ・ムック いぬのきもちブックス いぬのきもち特別編集 子いぬと仲良くなる育て方【健康・お世話編】」
「ベネッセ・ムック いぬのきもちブックス いぬのきもち特別編集 子いぬと仲良くなる育て方【しつけ編】」
こちらの本を読むと、ワンちゃんのしつけは生後3ヶ月から4ヶ月の間に行うとのこと。つまり、生後2ヶ月を経過した56日後から4ヶ月に満たるまでの2ヶ月間でしつけを行うのが良いと記載されていました。そこでひとつの疑問がうまれました。
ペットショップで販売されているワンちゃんは生後4ヶ月以上経っていないのか?
ワンちゃんの販売が可能になるのが動物愛護法で定められた56日を経過してからで、しつけが適した期間が満4ヶ月とするとその期間は2ヶ月強しかありません。ワンちゃんってペットショップで販売開始してから2ヶ月以内で飼い主のお家へ行けるのでしょうか・・・。
そこで調べてみましたっ!
日本国内で最も大きいペットショップさんのホームページで販売されている情報を集計してみました!!
2025年5月5日時点で、該当のホームページで販売されている豆柴は84頭でした。
その内訳は以下のとおりです。
生後月数 | ~3ヶ月 | ~4ヶ月 | ~5ヶ月 | ~6ヶ月 | ~7ヶ月 | ~8ヶ月 | ~9ヶ月 | ~10ヶ月 |
頭数 | 42 | 21 | 10 | 6 | 4 | 1 | 0 | 1 |
割合 | 50.0% | 25.0% | 11.9% | 7.1% | 4.8% | 1.1% | 0.0% | 1.1% |
なるほど!定点的な調査ではありますが75%はしつけに適した期間で販売されていることがわかって安心です。一方で25%はしつけに適した期間を超過していることも事実です。お金を払ってペットを購入する以上、できるだけ生後の期間が経過していない赤ちゃんの状態でお家にお迎えしたいのは致し方ありせん。私も同じくです。そうすると売れ残ってしまったワンちゃんは更にお迎えしてくれるお家が無くなってしまう可能性が高くなってしまいます。
どうすればよいのでしょう。
今回、私はブリーダーさんで譲ってもらう予定ですが、ブリーダーさんやペットショップを問わずペットは予約購入にすれば良いのではないでしょうか。ペットをお迎えするまでの準備期間を設けて、産まれてくるのを待って購入する仕組みであれば売れ残ってしまうペットが減るのではないでしょうか。展示ケースに生体を入れて販売するということの是非を検討してはどうかという気づきを得ました。
しかし最短で4ヶ月は・・・長い・・・。
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